アンティークの陶磁器を取り扱うと、自然と陶磁器の種類を知る事になる。
陶磁器でも様々な種類があります。
日本では、イタリアの陶磁器についてmaiolica(当店ではマイオリカ)、テラコッタ以外
あまり知られていない様な気もします。
英国の陶磁器wedgwoodの代表的なクリームウェア(クイーンズウェア)は日本でも有名。
そしてヨーロッパではクリームウェアに近い食器類が存在します。
必ずではないですが、特徴的には
象牙のような色合いであったり、手に取って軽かったりします。
フランスではファイアンス・フィーヌと呼ばれ、最近では日本でも知名度が増しています。
フランスのお皿好きの方や西洋アンティーク好きの方は、
既にファイアンス・フィーヌをご存知ではないでしょうか。
そして、まだまだ知名度が低いですが、イタリアではterraglia(テラーリア)と呼ばれています。
※正式名称はTerraglia bianca a pasta Tenera(Cream wear)
各国よって、材質など多少の違いは様々です。
そのテラーリアの代表的な窯の一つが、本日ご紹介する
18世紀末にボローニャで創業したAldrovandi(アルドロヴァンディ)です。
wedgwoodの影響を受けて、イタリアのクリームウェアを作成する事に成功しています。
また、19世紀中頃に窯を閉鎖しているので製造期間も短いです。
イタリアでも頻繁に見つけるのは難しく、
日本でAldrovandiを取り扱っているお店は少ないのではないでしょうか。
こちらは丼くらいの器となります。
こちらの商品はご売約となりました。
<追記>
こちらにも記載いたしましたのでご覧ください。
クリームウェアやファイアンス・フィーヌとも違う違和感がありましたら、
ひょっとするとイタリアのテラーリアかも知れません。
どこかでテラーリアを見かけることがありましたら、
イギリスやフランスとも違う感覚や質感を是非お愉しみください。
※テラーリアにも種類がございますが、詳細は省略させていただきます。