西洋に存在する紋章の歴史は古く、戦中のさなか騎士が敵と味方を判別するシンボルとされておりました。
そんな数多く存在する紋章は、教会が戸籍と共に管理していたとの事で、とても大事にされてきたと思われます。
本日紹介するのは、17世紀頃のイタリア紋章
裏表に描かれた物になり、手のひらサイズ
ちゃんと名前も記されています。
表
裏
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2枚目
表
裏
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決してプロとは言い難い絵ですが、丁寧な手仕事
本やファイルとして扱われていた一部でしょう
古い厚紙に描かれたインクの線や、にじみや色使いは見どころです。
裏表の絵が似通っているので、恐らく家族や遠い親戚など何か共通する部分があるのではないでしょうか。
そして、どんな人がこの紋章を使われていたのか、想像してみても楽しいです。
こちらは、とあるイタリアの教会で紋章を拝見させていただいた画像
氏族の証として代々継がれてきた事が分かります。
当店で取り扱っている物とは違い、プロの絵描きによって作成しています。
画像に映っている物は小さく見えますが、かなり大きいサイズで天井近くの高い位置に設置されていました。
個人を判別するくらいなので、相当の数があります。
また、紋章画家という職が存在したのも驚きです。