本や美術館で何度も見ていた15世紀頃の三彩マヨリカ
一度も実物を手に取る事がなく、頭の中で想像を膨らませていました。
そんなある時、
ディーラーAとアポイントを取り、買い付けの最中にティーラーの知り合いBが来客
その知り合いBは元同業者で現在は別の仕事としているとの事
色々と話ししていると、
Bが持っている倉庫に
アンティークや古道具の在庫がまだ沢山あるから見に来ないかという
AとBと三人で、車でBの倉庫へ
倉庫は整理もされておらず、埃まみれ
絵画やテーブルなど、歩ける隙間がやっとだった
私はBに好みを伝えたが、目的の物はなく帰ろうとしたとき
ルネサンス期のは好きかと聞いて来たので、勿論好きですと返答すると
陶片を塊を持って来た。
陶片を確認してみると、何と15~16世紀の陶片がほとんどだった。
買いたいから売って貰えるか確認すると、ある条件付きでOKを貰った。
そして価格を確かめると、値段は自分で決めてくれて言ってきた。
恐らく5分程考えた。
ここまで古い陶片を買い付けるのは初めてで相場が不明なのと、
当店で売れるのかと変な心配をしたり、頭の中でグルグル色々と考えた
沈黙の間、陶片をずっと触っいると手に入れたいという欲求が強くなり
少しの沈黙から値段を伝えるとOKを貰えたので、笑顔で皆と別れた。
上記の三彩マヨリカの陶片は
スペインとイタリアで発掘されている事が多いです。
そのほとんどが美術館やコレクターの手元にあるのではないでしょうか。
日本でも出回まる事が少なく、大変希少。
徐々に商品をアップしていく予定なので、
こちらから確認ください。
因みに、売って貰える条件とは
次回の買い付けの時、必ずまた連絡をして来る事と
その時、コーヒーをご馳走してくれという事でした。
もちろん、次回は必ず連絡をする予定です。